不登校でも高校進学できる!成功事例とその秘訣

メディア

「不登校だから高校進学は難しい」と思っていませんか?
実は、不登校の状態からでも、自分に合った学び場を見つけ、高校・大学へと進学した事例は数多くあります。
この記事では、不登校の子どもたちがどのように進学の道を切り開いていったのか、その成功事例と共に、具体的な進路の選び方やフリースクールの活用方法をご紹介します。

中学時代からつながる「学びの場」が鍵

不登校の原因はさまざまですが、「学びを止めないこと」が将来への選択肢を広げます。
そのためには、学校以外の学び場――例えばフリースクールや通信制中等部といったオルタナティブな選択肢を中学生のうちから活用するのが効果的です。

フリースクール・通信制中等部って?

  • フリースクール:登校のプレッシャーが少なく、自分のペースで学べる民間の学びの場。基礎学力の習得や人間関係の再構築を目的としています。
  • 通信制中等部:インターネットを活用し、オンラインで授業を受ける中学生向けの新しい学びのスタイル。担任の学習コーチや専門スタッフのサポートで、安心して学び続けられます。

このような環境に身を置くことで、学力だけでなく自己肯定感やコミュニケーション力も育まれ、高校進学に向けた自信がついていきます。

成功事例:自分らしく学んで進学した子どもたち

実際に、フリースクールや通信制中等部を活用して高校進学を果たした生徒の事例を紹介します。

  • Aさん(中学2年で不登校に)
    フリースクールで週2回の学習支援を受けながら、趣味だった動画制作に取り組む。通信制中等部に転校し、自分のペースで学びを継続。中学卒業後は、同グループの明蓬館高校に進学。現在は映像系の大学を目指して受験勉強中。
  • Bさん(発達障害の診断あり)
    学校環境に馴染めず不登校に。保護者のすすめで、発達特性に理解のある通信制中等部に入学。専門支援員による学習サポートやメンタルケアを受けながら、得意な分野(プログラミング)を伸ばし、高校も同系列の通信制高校に進学。

フリースクール・通信制中等部を選ぶときのポイント

不登校から高校進学を目指す場合、以下の点に注目して学び場を選びましょう。

✅ 高校受験・進学までをサポートしてくれるか

多くのフリースクールは学習支援を行っていますが、「高校進学までしっかり見てくれる」かは要確認。高校も運営している団体であれば、入学の流れがスムーズです。

✅ 中学の間から入れる通信制の仕組みがあるか

『中高一貫校』は通信制でも存在します。

国内最大規模のN高等学校やS高等学校も中等部を開設しています。
他には、20年以上の通信制高校の運営実績のある株式会社アットマーク・ラーニング社は2025年に「EuLa通信制中等部」を開校します。通信制高等部を複数運営している企業が運営母体となるEuLaは中学から高校までを一貫してサポートされるため、学び直しや個別最適化されたカリキュラム、SST(ソーシャルスキルトレーニング)など、不登校の子どもが安心して成長できる仕組みが整っています。

✅ 自分の「好き」や「得意」を伸ばせる環境か

マイプロジェクトや探究活動など、興味関心に沿った学びができると、学ぶ意欲が自然と高まります。進路選択でも大きなアドバンテージになります。

まとめ|不登校でも、自分らしい未来は選べる

不登校という経験は、決して「遠回り」ではありません。
むしろ、それを機に自分に合った学び方を見つけ、心身ともに成長した生徒が多くいます。中学時代からフリースクールや通信制中等部を活用し、高校進学への道筋をつくることが、未来への第一歩となります。

「学びを止めないこと」――それが、不登校から始まる進学成功の秘訣です。

矢印