【ゆうらリズム】発達障害はアルプス

コラム

発達障害という山があるとしたら、当初想定されていたよりも巨大な山である事がはっきりしてきたような気もする。

しかも富士山ではなくアルプスのように連峰型かもしれない。

つまり山は一つでなくたくさんあり、日々気象条件によりめまぐるしく変化する。

まさに多光体(スペクトラム)である。

非定型発達者の数は定型発達者の比ではない。

誰にでも何らかの発達上の傾向、課題がある。

だからとしてすべて個別対応、特別支援で対応しようとすると国家財政は破綻する。

『連携』まさにこれに尽きる。

たくさんの専門家がそれぞれの技量で目指す山に登る事はあって当然だが、目的とするところを共有し、我を張らずに、連携し合う事も重要だ。

日野 公三 
明蓬館高等学校 理事長
EuLa通信制中等部 統括ディレクター

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