「うちの子、引きこもり?」不登校と引きこもりの違いと、EuLaができること

コラム

学校に行かない日が続くと、「このまま引きこもりになるのでは?」と不安に感じる保護者の方も少なくありません。でも、「不登校」と「引きこもり」は同じではありません。その違いと、家庭や学校外でできるサポートについて、EuLaの視点から解説します。

不登校と引きこもりの違いとは?

  • 不登校:文部科学省の定義では、年間30日以上欠席している状態(病気や経済的理由を除く)
  • 引きこもり:6か月以上、家庭に閉じこもり、学校や社会活動への参加がない状態

不登校は”学校に行っていない”ことに限られますが、引きこもりは”社会との接点を断っている”ことが特徴です。EuLaに在籍している生徒の中にも、不登校ではあっても、メタバース空間で仲間と学び合い、自分の興味を発信している子がいます。そういった子ども達は引きこもりとは定義されません。

不登校から引きこもりへの移行を防ぐには?

不登校の状態が長引き、周囲との接点が極端に減ってしまうと、引きこもり傾向が強まる可能性があります。

  • 不登校の原因が放置されたまま
  • 学校以外にも安心できる居場所がない
  • 家族以外の大人との関わりが極端に減っている

EuLaでは、毎日のHR(ホームルーム)週1~2回の面談探究活動を通じた仲間との協働などにより、社会との関わりを絶やさない設計をしています。

不登校の子にとって大切なことは「安心感」

  • 無理に学校に戻そうとしない
  • 日常生活を安定させる
  • 家庭が安心できる居場所になる

「学校に行かないとダメ」というプレッシャーを与えるのではなく、「今のままでも大丈夫」「ここにいていい」というメッセージを日常の中で伝えることが、最も大きな支えになります。

また、学校以外での学びの選択肢を示すことも有効です。EuLaのようなオンラインで参加できる通信制中等部は、家庭から安心して参加でき、自分のペースで再び社会とつながっていく第一歩となります。

引きこもりを防ぐ、家庭でできる関わり方

  • 興味を大切にした会話を続ける
  • 家庭内で役割をもたせる(お手伝い、家族会議、ペットの世話など)
  • 少しずつ外出のきっかけをつくる(近所の散歩、家族で買い物など)

EuLaの保護者面談でも、「まずは親が焦らないこと」「話を聞くことに徹すること」を大切にしています。家庭の安心感が、次の一歩へのエネルギーにつながります。

学校以外の安心できる学びの場を

不登校や引きこもりの状態が長引くときは、無理に元の場所へ戻すことより、新しい選択肢を知ることが大切です。

EuLa通信制中等部では:

  • 週5日のオンライン登校(HR・学習・探究)
  • 顔出し・声出しなしでも参加OK
  • 自分の”好き”から始められるマイプロ学習
  • 出席扱いの資料提供や、在籍校との連携にも対応

「学校に行けない」ではなく、「自分に合う学び方に出会えていないだけ」かもしれません。

まとめ

不登校と引きこもりは似ているようで違います。そして、どちらにも共通して必要なのは、安心して自分で動き出せる環境です。

EuLaは、家庭とも連携しながら、生徒の「今」と「これから」に向き合っていく通信制中等部です。

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